コンカフェの闇とは?危ないコンカフェの実態と違法店の回避方法

はじめに

ごく稀にコンカフェに「闇」や「危ない」というイメージを持つ方もますが、現実のコンカフェの多くは安全に運営されています。
危険性があるのはごく一部の違法営業を行う店舗に限られます。
しかし、そういったイメージが強い店舗の影響から、不安を感じて働くことを躊躇する人もいるでしょう。
ここではそうしたコンカフェの実態と、危険な違法店を避ける方法について解説します。

コンカフェが「危ない」と言われる理由

風営法違反の可能性がある違法店の存在

コンカフェが「危ない」と言われる理由の一つに、風営法違反の可能性がある違法店の存在があります。
コンカフェにおいて、キャストがお客さんに対して「接待」を行う場合、風俗営業の許可が必要となります。
「接待」とは、風営法第2条第3項で定義されている通り、歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすことを指します。
具体的には、①特定の客に対して、②その客が飲食以上の会話等のサービスを期待して来店するのに答えて、③積極的に会話等のサービスを提供する場合が該当します。
コンカフェのキャストが、特定の客に対して継続的に談笑をしたり、密着をしてチェキを撮影したり、一緒にゲームをしたりする行為は、「接待」に該当する可能性があります。
もし風俗営業の許可を取得せずにこのようなサービスを提供していた場合、無許可営業として逮捕・摘発の対象になります。

気をつけなければならないのは、風営法違反で摘発された場合、経営者だけでなくキャストも逮捕される可能性があるということです。
また、18歳未満のキャストを雇用することも法律で禁止されています。未成年者を接待業務に従事させた場合、店舗側の責任は重大です。
コンカフェで働く際は、店舗が適切な許可を取得しているか確認し、違法行為に巻き込まれないよう注意が必要不可欠と言えるでしょう。

悪質なオーナーや、反社会勢力との繋がり

一部の話ですが、悪質なオーナーや店長からのセクハラやパワハラの危険があります。
中には自分の好みの女の子ばかりを集めてお店を開いているオーナーもおり、仕事の一環だと言って体を触ってきたり、触らせてくれたらお給料をあげると誘惑してくる悪質な経営者も少なくありません。
断ったとしても、態度が冷たくなったり、自分だけ扱いが雑になったり、最悪の場合はお給料が未払いになることもあります。
一方で、女性店長であってもパワハラなどの問題は起こる可能性があります。

また、コンカフェでは、反社会的勢力が経営に関わっているとの噂の店もあります。
実際にはそのようなケースはほとんどありませんが、過去の問題事例が印象に残りやすいため、根強いイメージとなっています。

キャストに対するストーカー被害のリスク

コンカフェの客はオタクが多く危険だと心配される方も多いかと思いますが、実際にはオタクだからといって危険性が高いわけではありません。
ただ、コンカフェは接客業の中でもお客さんと会話する機会が多いため、一部のお客さんが強い恋愛感情を抱いてストーカーになるリスクはゼロではありません。
特に、色恋営業をしてしまうとその危険性は急激に上がります。
どの程度営業を求められるかはお店によるので、このあたりの確認は必要です。

キャスト同士のトラブル

コンカフェではキャストの人気度合いがはっきりとわかるため、嫉妬からの嫌がらせや派閥といった問題が起こりやすい環境でもあります。
キャストの定着率やお店の雰囲気をよく確認し、健全な人間関係を築ける職場を選ぶ必要があります。

危険な違法コンカフェの特徴と見分け方

HPやSNSの内容をチェックする

お店のホームページやSNSを見て、キャストの出勤状況や店の雰囲気などを確認しましょう。
更新頻度が低かったり、不自然な内容だったりする場合は注意が必要です。
キャスト同士の仲の良さそうな雰囲気も、職場環境の参考になります。

店舗名や店長・オーナーの名前を検索し、口コミや評判を確認することも重要です。
Googleで検索する以外にも、SNSやGoogleマップの口コミにも情報がたくさんあります。
来店したお客さんの口コミはもちろんのこと、元々そこで働いていたキャストの口コミや体験談や、店長やオーナーの情報が残っているかもしれません。

事前にお客さんとして行ってみる

実際に客として店舗を訪れ、料金体系や客引きの有無、店内の様子などをリサーチしましょう。
高額な料金設定やしつこい客引きは危険な兆候です。
キャストの接客態度やお客さんの雰囲気なども、働く上での判断材料になるはずです。

何より、お客として行って楽しい店であれば、楽しく働ける可能性が格段に上がります。

体験入店で実際に働いてみる

体験入店の機会があれば、積極的に応募してみるのもおすすめです。
採用時の説明と実際の業務内容に違いがないか、お店の人間関係や客層の雰囲気などを肌で感じられます。
お給料をもらいながら職場を見極められるのは大きなメリットです。

安全で適正なコンカフェの選び方

接待の有無を確認

一口にコンカフェといっても、その業態は様々です。
メイド喫茶のような業態のお店であれば、接待を伴わないため風営法の心配はありません。
キャバクラに近い業態のお店であれば、風営法の許可を得ているかどうかを必ず確認してください。

情報公開に積極的な企業の店を選ぶ

有名で実績のある企業が運営する店舗は、コンプライアンス意識が高く、労働環境も整っている傾向にあります。
求人情報が明確で、ホームページやSNSでの情報発信に力を入れているお店は信頼できるでしょう。

キャストの定着率や働きやすさを重視する

スタッフの入れ替わりが激しい職場は、何らかの問題を抱えている可能性があります。
求人情報でキャストの定着率の高さをアピールしている店や、体験入店の際に働きやすそうだと感じた店を選ぶのがベストです。

まとめ

コンカフェに危ないイメージを持つ方もいますが、実態はそれほど心配する必要はありません。
とはいえ、トラブルのリスクを最小限に抑えるためにも、違法営業の可能性がある店には十分に注意しましょう。
お店選びの際は、HPやSNSの内容確認、客としての訪問、体験入店などを活用して、お店の実態をしっかりと見極めることが大切です。
また、お客さんとの適切な距離感を保ち、同僚との良好な関係を築くことも、安全に働く上でのポイントになります。
自分に合った安全な職場を見つけて、コンカフェのお仕事を存分に楽しんでくださいね!

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